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書評「新史太閤記」司馬遼太郎

小説の書評というのは難しい。

書評というのは

あまりネタバレになると

読者が読みづらくなる。

 

以前、

スマホを落としただけなのに

という小説について

書評を書いた。

 

ネタバレにならないように

最新の注意を払った。

一方で

この小説に出てくる言葉が

アドセンスに引っかかったりして

かなり苦戦した。笑

 

www.kinyokumens.com

 

それで、この書評読んでみると

分かるけど書評としては

大したことない。笑

 

もっと人の興味をそそるような

書評が書けるようになりたい。

アフィリエイトリンクなんか

押さなくていいから

この本を読んでほしい。

という書評がしたいのである。

(本当はアフィリエイトリンクを

 押してほしい。本だけに。)

 

量質転化の法則でも述べたけど

こればかりは数をこなすしかない。

 

www.kinyokumens.com

 

というわけで書評をしていく。

 

今回は

司馬遼太郎さんの「新史太閤記」。

 

目次

 

豊臣秀吉の話

主人公は豊臣秀吉。

豊臣秀吉と言えば

日本史好きが浮かぶワードとして

天下統一、太閤検地、朝鮮出兵

等があると思う。

 

しかし、この主人公の物語の

スタート地点はそんなに

華やかなものではない。

 

そもそも貴族の生まれではなく、

容貌が猿に似ていることから

若い頃は「猿」と呼ばれて

半ばバカにされて

生きてきたのである。

 

そんな冴えない日々を過ごす秀吉も

懇願の末に

織田信長に徴用されてから

めきめきと頭角を現し始める。

 

地域を放浪しながら

生きていた時期に

鍛え上げられた

商人としての才能を発揮していく。

 

商売が上手、

ということだけではなくて

人心掌握術に長けていた。

現代的に言うとコミュ力が

尋常じゃなかったのである。笑

 

晩年まで法螺を吹いて

笑いを取るクセがあるが

その場の空気を操るのが

実に巧みである。

 

当時からコミュ力が

如何に力を持っていたか

痛感させられるエピソードが

詰まっている。

 

人に気持ちいい思いをさせる

特に秀吉の行動で

僕が学ぶべきだと思ったのは

人に気持ちいい思いをさせる

ということである。

 

例えば、

織田信長の配下にいた時代。

秀吉は中国の強豪・毛利氏との

闘いを信長から任されていた。

 

実際、秀吉は毛利氏を

打ち破ることも

不可能ではなかったらしい。

 

しかし、

この時の秀吉の思考回路には

目を見張るべきものがある。

 

時は戦国の時代。

部下といえども下手に戦果を

上げてしまうと主(信長)に

警戒される可能性がある。

なぜなら、戦国の世というのは

「下克上」といって

力をつけた下の者が

上の者を倒すという事例が

当たり前に存在していたから。

 

ここで秀吉が

あっけなく毛利氏を倒してしまえば

信長に警戒される可能性がある、

ということで

毛利氏にとどめを刺すために

秀吉は信長に援軍を頼むのである。

 

これは言ってしまえば

信長にいいとこ取りを

させるということ。

 

こんなこと、普通はできない。

仕事を9割こなして

最後の仕上げを上司に任せる

(いいとこ取りをさせる)

というようなものである。

 

しかし、秀吉は信長に仕えている間

このような行動を頻繁にとっていた。

 

こんな部下がいたら

上の者からすると

「しょうがないなあ。

 後は俺がやってやるよ。」となる。

かわいくてしょうがないだろう。笑

 

人に気持ちいい思いをさせることで

信長の警戒を解き、

絶対の信頼を勝ち抜くことに

成功したのである。

 

しかも秀吉はこのようなことを

信長以外にもやってのける。

他にも秀吉の行動に

目を見張るべき場面は多々あるが

これ以上述べると濃厚なネタバレに

なってしまうのでこれくらいに

とどめておくとしよう。

 

国盗り物語も軽く紹介

一応、「新史太閤記」は

そのままでも普通に読める。

 

登場人物の中でも重要な

織田信長明智光秀について

前提知識やさらに

詳しく知りたいという人は

「国盗り物語」全4巻 司馬遼太郎

から読んだ方がいい。

 

僕もスタートは「国盗り物語」から。

「国盗り物語」→「新史太閤記」

の流れはオーソドックスである。

 

簡単に国盗り物語の概要を

説明する。

油売りから戦国大名に成りあがった

斎藤道三(松波庄九郎)が

1・2巻では主人公である。

 

商人と将軍の二刀流という

まさに室町時代の大谷翔平。

(たとえ下手くそすぎる。笑)

 

その斎藤道三の隣国尾張を

拠点に活動する織田信秀の息子、

織田信長が3・4巻では主人公。

とはいうものの、3・4巻は

明智光秀のシーンがやたら多いので

明智光秀も主人公と呼べなくもない。

 

斎藤道三が商人になるところから

本能寺の変で

信長が自刃するところまでを描いた

壮大なストーリーである。

4巻だけ値が違うのは

4巻が700ページにも及ぶ圧巻の

ボリュームだからである。

 

新史太閤記の内容理解も

深まると思うので

是非、手に取ってみて欲しい。

 

国盗り物語 1・2巻

 

国盗り物語 3・4巻

 

新史太閤記 上・下